消防士の転職はこれといったスキルがないため、ハードルが高いといわれています。
新卒採用であれば、柔軟性やポテンシャルが重要視されがちでしたが、中途採用や転職になると、即戦力としてのポジションを期待されやすい傾向にあります。
ただ、消防士だからといって、転職ができないというわけではありません。
消防士から転職を成功させている人は何人もいます。
では、どのようなスキルを身につけて転職活動を行えばいいのか?
今回は、消防士から転職を考えている人に向けて具体的な方法を伝えていきたいと思います。
消防士の転職について
消防士からの転職は難しいイメージがあるでしょうか?
しかし消防士からの転職が難しいと一概には言えません。
新卒3年目までの職員の離職率は1%程度となっており10人に1人は退職しているという事実があります。
また消防士は1勤2休と時間には余裕があるため、スキルの習得をする時間が確保できることから、未経験の業界にも参入しやすいというメリットがあります。
消防士が転職で身につけておくべきスキル3選
結論、消防士からの転職は可能です。
消防士が転職する際に身につけておくべきスキルは以下のようなことです。
- プログラミング
- 大型・中型免許
- 簿記
これらのスキルの必要性について説明していきます。
プログラミング

消防士からの転職ではIT業界をおすすめします。
理由として2030年には、およそ79万人ものIT人材が不足するとのデータも出ており、これから未経験で参入するにはもってこいの業界であるからです。
しかし、未経験からの転職となると、ある程度の学習をおこない、成果物の作成も必要となってくるため、根気よく続けられる人にはおすすめできますが、飽きっぽい人や集中力のない人にはおすすめできません。
大型・中型免許

消防士である程度経験を積んでいる方なら、消防車の運転をしており、この免許は取得していると思います。
この免許を取得することで、トラックのドライバーや運送会社への転職が可能になります。
運送会社では、夜間の運転や長距離の運転があり、体力が求められる仕事になるため
消防士として鍛えてきた体力や精神力はアピールポイントに繋がり、高評価をもらえることがあります。
まだ取得されていない方も取っておいて損はない免許だと言えます。
簿記

消防士は現場活動に加え、多くの事務処理をしています。
その中で、企業の経理の部署への転職を考える人も少なくないでしょう。
そういった仕事には簿記を取得していると、スキルのない消防士が、転職するのに有利に働くと考えます。
また、簿記の資格は汎用的で、どの業界への転職も可能になります。
勉強の幅を広げれば、税理士事務所への転職も不可能ではないでしょう。
まとめ
今回は、消防士からの転職で身につけておくべきスキルについて紹介しました。
私自身、消防士からの転職で苦労した経験があります。
そういった同じような問題を抱えている方に少しでも参考になればと考えています。
人生は一度きりです。自分のしたい仕事を探しましょう。
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